2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

パンデミックのおかげで環境問題は改善されたのでしょうか?

先日22日の「アースデー」は地球にとっても人類にとっても特別な日となりました。参加者が例年通りの熱意を持ってイベントに集中することができなかったからです。すっかりお馴染みになったスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリ氏もオンラインイベント…

社会的距離④:贅沢な、あまりに贅沢な「社会的距離」

コロナウィルスの出現によって「社会的距離」という文化は一気にグローバルなものとなりました。社会的距離の本来の意味が人と人との間を2メートル間隔置くということのみならず、何よりもまず人との社会空間の共有すなわち外出を自粛することも含んでいるこ…

社会的距離③:冷酷な、あまりに冷酷な「社会的距離」

新型コロナウィルス感染予防の策としてすっかり定着した「社会的距離=ソーシャル・ディスタンシング」ですが、海外では2003年あたりから挨拶の仕方をめぐってすでに議論が始まっていました。さかのぼること14世紀イギリスでは当時流行した伝染病を避けるため…

社会的距離②:なぜ「社会的距離」が使用されるようになったのか?

前回の記事で、「社会的距離」ではなく「物理的距離」だとあちこちで議論されていることについて述べました。その後、いろいろと疑問に感じたことがあって調べてみたので、今回はそのことについて触れておきます。感染予防のために「物理的距離」をとらなけ…

社会的距離①:「社会的距離」は間違っていませんか?

新型コロナウィルスの襲来以降すっかり定着したのが「社会的距離」という言葉です。距離を表すディスタンス(distance)がディスタンシング(distancing)と動名詞になっていることから、正確には「社会的距離化」とでもいうのでしょうか。「社会距離戦略」…

グローバル化の結末?

こんな御時世だからでしょうか、「このまま人類は滅亡してしまうのでしょうか?」という質問をされることがあります。思い返せば、人類消滅とか地球滅亡というシナリオを描いた小説や映画は数多いです。フィクションならではのストーリーですが、第3次世界大…

あいまいな表現と具体的な数字のあいだ

感染防止のために他人との接触率を減少させるのに、政府が80%という数値を提示しました。この数字を耳にして何を思うかは人それぞれでしょう。すぐに何かをピンと察することのできる人もいれば、イマイチ何のことだかよく分からずポカーンとしてしまう人も…

あなたの志し、低過ぎないですか?

緊急事態宣言に当たって人との接触を80%減らす取り組みについては批判もある。97%いや98%減らさねばならないと主張する識者もいる。こういった数字はおそらく科学的なシミュレーションに基づいたものなのでしょう。80%にしろ98%にしろ、そういった数字…

緊急事態宣言なのに「命令」ではなく「要請」?

新型コロナウィルスの感染拡大対策として安倍首相が緊急事態宣言を発令しました。この宣言が発令された諸外国の様子を映像で見る限り、ゴーストタウン化した街並みが目に焼き付いていることでしょう。でも日本ではこのような光景を目にすることはありません…

安全に王道なし

海外は危険で日本は危険ではないとは言い切れない。海外にも安全な地域がありますし、日本にいても危険な目に遭うことがあり、毎日のように殺人事件は起きています。次に、アメリカは危険でアメリカ以外の例えばカナダ等は危険ではないとは言い切れない。ア…

もっと昔から地球はグローバルだった

いったいいつからグローバル社会と言われるようになったのでしょうか。若い人の中にはすでに生まれた時からグローバル社会だったというグローバルネイティブも多いです。ボクなりに振り返ってみると、グローバルという言葉はさておき、概念としてのグローバ…

敬意という名のもとに

29日に新型コロナウイルスによる肺炎のため亡くなった志村けん氏のニュースが列島を悲しみに包みました。このニュースを受けて、翌30日に小池百合子東京都知事は「最後に悲しみとコロナウイルスの危険性について、しっかりメッセージを皆さんに届けてくださ…