2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

嗅覚の世界

とにかく嗅覚がスゴいということが分かりました。そこで、こんなにスゴい感覚をわれわれの身体は備えているのにもかかわらず、われわれはこれを活かし切っているのだろうかといろいろと調べてみたら、やはり世界は広かった。アメリカにとんでもないスーパー…

嗅覚の復権

昨日と今日で引越業者数社が引越料金見積訪問のために我が家にやって来ました。数名が家に出入りするたびに業者さんの「におい」が気になりました。クサいとかそういうことではなく、みんなそれぞれに「におい」が異なるので面白いなあと思っただけです。そ…

「反知性・主義」vs「反・知性主義」

「反知性主義」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。一般に日本では「知性」に対する反発や抵抗ととらえられています。勉強なんかできなくても体力が抜群だから良いんだよとか、頭の良いヤツよりも体が動くヤツの方が使いものになるよといったセリフの…

なぜ車内通話はいけないのか

「優先席付近では携帯電話の電源をお切りください。それ以外の場所ではマナーモードに設定のうえ、通話はご遠慮ください」 かつては日常的な音の「風景」となっていたセリフです。最近はあまり気にも留めない人が多いと思いますが、まだまだ健在です。このセ…

旅人マックス・ウェーバーと音楽社会学へのプロセス

本稿は、西欧独自の合理化論が展開されるマックス・ウェーバーの「音楽社会学」におけるこれまでの議論を踏まえた上で、「合理化」と対置される「非合理化」のありようを「リズム」の見地から考察することを試みる。その際、リズムをタクトから峻別するL.…

「ルート」からとらえた「ルーツ」のありかた/旅人のリズミクスを考察する試み

本稿の目的は、旅の途上にある文化的なるものを分析するための一つのアプローチとして、旅人らが奏でるリズムや旋律という視点に着目し、それを体現するための試みとして、トランジットを結合する「筋」を生み出す移動のあり方を考察することである。旅、ト…

サルサは「リズム」ではない

サルサとはいったい何なのか、それを説明するのはとても難しい。フランス人ならこう言うだろう。“Ça se sent, ça ne s'explique”.....つまり、自分で感じなければ分からない、ということだ.....サルサは「リズム」ではない。「コンセプト」なのだ。 by Willi…

100%濃縮還元ジャズ

ボクはフロリダに住んでいた頃は毎日のようにしぼりたてのオレンジジュースやグレープフルーツジュースを飲んでました。とても美味しかったです。その美味しさが当たり前になってました。帰国して100%オレンジジュースを飲んだときのショックは今でも記憶に…

時間に迷っております

われわれは今を生きています。今のことを「現代」と言います。われわれは「現代社会」で暮らしています。「現代」よりも前の時代区分を「近代」と言います。「現代」に近い時代区分という意味です。「近代」よりも前の時代区分を「近世」と言います。「近世…