マックLGBT

世の中を見渡すと最近はLGBTがマイノリティ脱却を図っているかのような動きが盛んです。その昔アメリカ滞在中にお世話になった「マックBLT」というメニューが最近ようやく日本のマックでも登場したらしいです。BLTというのはベーコン・レタス・トマトの略。LGBTとBLTが似てて面白いなあという感想をもった時期もありました。その頃はまだLGBTもダチョウの頭のように産毛が生えた程度という認識でありましたが、最近はやたらと声高で、マジョリティはマイノリティの波に飲まれようとしています。

無駄話はさておき、LGBTは生得的特徴ではなく後天的特徴だという科学的所見がアメリカで出始めているのをご存じでしょうか。背景には「セクシャル・フルイディティ(sexual fluidity)」の流行というのがあります。「性的流動性」を意味するこの概念、状況によって異性愛になったり同性愛になったりするファッションのような昨今の展開を意味します。性嗜好が後天的すなわち社会的なものであるとしたら、それが良いのか悪いのかの議論は別にして、LGBTを生み出した原因は生活環境に帰するということになるのではないかという疑問がわいてきました。お行儀が悪いのは親のしつけがなってないからだとか、お勉強ができないのは親の責任だとか、極端な言い方をするとボクがスワヒリ語を話せないのは両親を含むボクの生育環境においてスワヒリ語を話す人が1人もいなかったからだとか、いろんな責任のなすりつけが可能になります。生得的特徴であれば「しかたないよね」という言葉で理解を示すことができたけれど、後天的特徴となると話は別で、「防ぎようがあったのではないか」といった批判も出てくるでしょうし、実際アメリカでは出てきてます。

今ここで書いていること、あまり表だっては言えない。言えなくしている何かがある。それをボクらは「暴力」と呼ぶ。ボクがトランプ大統領共和党候補になる前からずっと支持しているのは、彼がアメリカの欺瞞を暴露するからです。人々はみな「トランプはアメリカを分断した」と批判します。それはウソです。アメリカはずっと昔から分断してました。ボクも留学中に分断するアメリカをこの目ですでに見てました。でも、みんなそんな格好悪いところがあるのを認めようとはしない。そんなものないと言い張ります。そんなアメリカの欺瞞をトランプ大統領は暴露してくれたので気持ちがスカッとしました。人々はトランプがアメリカを分断したことにではなく、アメリカの分断を暴露したことに腹を立てているのではないでしょうか。国境に壁をつくれば非人道的だと日本のメディアまでもがピーチクパーチク宣う。そのくせ日本政府がこれまで何人の難民を受け入れてきたかを報道しない。自分にできないことを人にもとめる不正義。トランプ大統領は暴力的なのではなく、静かで陰険な暴力を白日の下にさらしただけのこと。本当のことを喋ると嫌われるんです。本当のことを述べると叩かれるんです。